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このような文房生活の境地をいつしか文房清玩とよぶようになった。宋の文化の特色である。Amazon.co.jp: 「程氏墨苑」程君房撰 山田鴻一郎編集 中田勇次郎。程氏墨苑(程君房撰 中田勇次郎解説) / 古本、中古本、古書籍の。
花を器に挿してこれを見る、こういうことも宋になって始まったことである。硯石を求めてこれを比肩吟味することも宋から始まった。い32-072 書道古典名品集 昭和56年7月10日発行 記名あり。ハンコ セット レトロコレクション 20～30年前？。
本書はそこを、宋の林洪が山林隠士のために綴った簡潔な『山家清事』、書画楽器の鑑賞を神仙の遊楽に譬えて古琴古硯から奇印奇石におよんだ趙希鵠の『洞天清禄集』、梅の花の鑑賞のしくみとでもいうべきのみを開陳した范成大の『梅譜』、牡丹を綴って右に並ぶもののない歐陽脩の『洛陽牡丹記』、かねてより中田勇次郎が大切にしてきた明の屠隆の『考槃餘事』、生け花の起源を語るにも欠かせない袁宏道の『瓶史』、書斎のインテリアデザインから茶器食器にいたるコーディネーションを細部にわたって指南した清の李漁の『聞情偶寄』などに因って、またたくまに開示した。貴重であった。E01-024 書道藝術 第８巻 祝允明 文徴明董其昌 月報有り 豪華普及版 中央公論社 ケースひび割れ有り。現代中国篆刻芸術/費新我/高式熊作品・単暁天作品・沈覚初作品・徐雲叔作品・珍推之作品・劉一聞作品・張維深作品・篆刻芸術家書画作品集。その書論はあれこれ読ませてもらったが、その中身や主張を云々する気がおこらない。なんというのか「傚」というものにいて、そこに淡々と座している。C61-036 一行物 芳賀幸四郎 淡交社 書き込み有り。▼ 【不揃い13冊 集字墨場必携 福本雅一 教訓/山水/歳時/人生/風景ほか 二玄社 1994-1996年】177-02312。本書ももっぱら宋文化の芸道遊芸の案内ともいうべきもので、たしかに解説もあるにはあるのだが、それよりなにより、その元の原水にぴちゃぴちゃ浸かってみることがおもしろいのである。
たとえば『考槃餘事』であるが、これは最初は書物の用箋の話から始まる。新撰千字文四体・5分冊/桑原江南/非売品/むずかしい漢字は努めてこれを避け内容も日本的にして現代社会に適した平易なものとなっている。書・出光美術館蔵品図録/古筆・和歌懐紙・書状他 (和歌巻・経典等を含む)・墨跡・芭蕉・近代の書の四部門に分け原則として時代順に収録。そこから印刷に適しているのが江蘇・浙江・福建であること、とくに四川の宋本は抜群によいことなどを綴って、次に帖箋に移り、法帖の何たるかが説かれる。
画箋の話に入ると、馬遠の残山剰水はさすがに名人の芸に達していて云々と、何人かの画人のことが採り上げられるのだが、最後になって画は臨模しなければ何もわからない、そのうえで画の最も上位におかれるべき山水によくよく接しておくことだと言っている。書の真贋を推理する 東京堂出版 増田 孝。【拓本】【博宝】〈関雲長〉 関羽 関公 関某 三国志演義 『関公 拓本』 中国古美術 掛軸 拓本掛軸 碑帖拓片。
こういう案内指南は、「なるほど、そういうものか」と思わなければいけない。批評は当たらない。C59-184 入門 近世文書字典 中田易直 他 柏書房。即決★続 良寛遺墨集-その名筆とゆかりの人々 全二巻 淡交社 泉田玉堂序 小島正芳執 (管理191731511)。
なかでも李漁の『聞情偶寄』は、日本のインテリアデザイナーの必読書であろう。
書斎を作るには、詞曲、演習、声容、居室、器玩、飲餞、種植、願養の八部に通じているべきで、そのうえで居室意匠にさしかかったならば、どんな場合も既存の価値観にとらわれずに、一本の垂木でも一本の梁でも、自分の好みを及ばせて、それからその理想を崩して、設計に入らなければならないなどという指示は、いかにも含蓄がある。い53-059 虞世南 孔子廟堂之碑 全一帖 七條本 書き込み数ページあり。〇0377 昭和古筆名鑑 206枚のうち24枚欠品 飯島春敬 昭和42年 限定400部 書芸文化院／日本名筆 第一集 本阿弥切 伝小野道風筆 セット。
そのうえで説くことは、房舎は平面に過ぎることを忌むようにしなさい、高低をつけなさい、そうして雨の日のことを考えて意匠を磨きなさいということである。とりわけ窓と欄干がどのようになればいいのかが発見できれば、ひとまず合格なのである。E03-127 変体がなと連綿の独習 作品づくりの力をつけるかなの練習法 井上蒼雨 知道出版 書き込みあり。
考えさせられたのは、インテリアとしての「近さ」と「遠さ」ということで、これはどのように小径（廊下）を作るかということにかかわっている。E03-031 書道藝術 別卷第三 中國書道史 豪華普及版 中央公論社。い32-056 塩田慥洲 人と書 塩田慥洲作品 No.1~No.125。
こうして『聞情偶寄』は、瀟洒とは何かということを尽くそうとする。房舎は結局は俗から離れるものなのだから、どこかで瀟洒に至らなければつまらない。経籍?詁・清・阮元等撰/中国の字書・訓詁に関する書に出てくる字解を集めた・古典語特に単字の解説をみる上で今日でも大きな利用価値をもつ。中国書史／石川九楊(著者)。たとえば最初からここは油で、ここは漆で仕上げようなどと思って意匠を設計すると、それが案外むだだったり間違ったりしていることが気がつきにくい。
それより作りながら、いよいよここの壁は陶冶にし、ここは檜皮の貼りにしようと思うものなのである。中国書籍 睡虎地秦墓竹簡 文物出版社 【d80-108】。四季之歌 比田井元子 1924 大正13年 書学院後援会 書道 和本 - 管: HW97。そうすれば意匠というものは立ち上がり、その全容の関係に瀟洒があらわれる。
ついでながら、椅子のデザインについても、これはイタリアン・デザインとは異なる雅趣が秘められていて、きっと日本のデザイナーの参考になる。【吉】古書 古文書 快雪時の晴れ帖 王羲之 文で銘 大吉 年代物j76。0033748 中国真蹟大観 全27冊揃 同朋舎 1995。つまりは包むか、助けるか。そこである。中国書籍 沈氏研林 上海書店出版社 1993年1次印刷 【d80-100】。《古本》秋艸堂印譜 1979年(昭和54) 宮川寅雄 二玄社 会津八一 篆刻 書道。
もうひとつ、その椅子に座って何をさせるのか。大半の椅子の意匠にはそこが欠けていると言う。b2図録【金農書画集/1989年・栄宝斎編集出版発行】揚州八怪/文人/書家/画家。【総印影数約11600点】中国篆刻精選 12冊セット / 河北教育出版社 ☆彡。そこがわからない椅子ばかりおおくては、これは文房清玩にはならないということなのだ。
＊お決まりですがノークレーム・ノーリターンにてお願い致します。B64-087 第26回 1985 北海道書道展 北海道新聞社。